歯周病の原因とされるプラーク
歯周病の原因とされるプラークは、どんなものでしょうか。
プラークは、口内に含まれる細菌の塊のことを言い、歯やその周辺の組織にこびりつくことで口内の衛生状態に良くない状況をもたらすというものです。
たとえ歯磨きをしていたとしても、きちんとした磨き方をしなければどうしても磨き残しが起こり、少しずつプラークが増えていってしまいます。
プラークを除去せずにいると、歯茎は炎症状態となり、進行すると歯周病へと進んでいきます。
歯科医院で歯石を取り除いた経験はないでしょうか。
歯石とは、プラークが取り除かれないまま時間が経って固まったもののことです。
プラークが集まった状態は、歯周ポケットを深くする原因となり、そのポケットにますますプラークが付着していくという悪循環になります。
この時期に歯科を受診しふさわしい治療に着手しなければ、歯肉炎へ移行し、長期間に渡って歯茎に炎症が見られるようになります。
炎症が慢性化すると、さらに歯周病の進み具合は加速し、最終的には歯を失う結果となるというわけです。
予防のために、歯を磨くたびにプラークをできるだけ取り除きましょう。
プラークが歯石にまでなってしまえば、自分の力ではなかなか取り除くことができません。
唾液に含まれるカルシウムにより、プラークはたちまち歯石になってしまいます。
歯磨きを念入りに行っても、100%プラークを取り除くことは難しいので、歯石の有無を確認する必要があります。
歯周病を撃退するには、2〜3ヶ月に1回ほどの頻度で歯科医院に行って歯石除去を依頼しましょう。