歯周病の診断
歯周病というのは自分ではわかりづらいものなので、診断される頃にはずいぶん進行してしまっているということがかなりあります。
しかし、それでも健康な状態とは違うはずですので、異常を感じることはあるでしょう。
歯の健康状態を維持するために、わかりづらい変化にも気を付け、早期に見つけ出し治療を始めることができるように、点検を忘れないようにしましょう。
いつも歯を磨くと、歯ブラシに付いた泡が赤くなっていたり、歯茎から血がにじんでいることはありませんか。
歯茎から出血することは起こりがちな点ですが、これは歯茎が炎症状態になっていることを示しており、歯周病と診断されることがほとんどです。
他に、自分の口臭が気になる場合も、歯周病を疑う必要があります。
歯周病が要因である口臭というのは、口内の歯の近くの組織で細菌が増加したことのせいでしょう。
それらの細菌が残ったままだと、歯周病がどんどんひどい状態になってしまうため、口臭を察知したら歯科医に足を運んでみてはいかがでしょうか。
口の中で細菌が増殖していると、口の中が粘つく状態が生じることがあるので、それも判断のポイントとしましょう。
この他、歯茎が腫れたり、色がおかしいときや、表に出ている歯がそれまで以上に長く見えると思う際にも、歯周病がひどくなっている可能性があります。
硬い物を食べて痛いときは、歯を支えている位置まで悪化しているのかもしれません。
もしも、歯がぐらついている場合は、なるべく早く歯科を受診するようにしなければなりません。
これまで見てきたように、歯周病を疑う症状がいくつかありますので、日々のちょっとした変化を見逃さないようにしましょう。